英会話をマスターするにもTOEICで高得点を狙うにもまずは基礎を固めることが大事です。学生時代にしっかり英語を勉強し、社会人になってまだ間が経っていない人には優しすぎるかもしれませんが学生時代にろくに英語の勉強をしなかった人、英語を勉強しなくなって随分と時が経過した人にとっては入口になる本だと思います!
概要
大人気の中学参考書「ひとつひとつわかりやすく」中1~中3の3冊を1冊にまとめ,高校生・学生・大人用として再構成。大人向けの情報も新たに追加され,中学英文法を本当の超基礎から学び直したい高校生以上に最適。全英文が収録された音読CD2枚つき。 (Amazonより引用)
まずは私の英語スペック
- 学生時代⇒ろくに勉強せず(成績は5段階でせいぜい2)
- 社会人になってから⇒ほぼ英語と関わることがなかった(最近少し関わりができた)
- TOEIC⇒最近、受けた結果が300点以下
要はほとんど英語ができません(>_<)
be動詞、現在進行形、聞いたことあるな・・・。って程度です。
そんな私から見ての所感になります。
オススメポイント
基礎に特化した内容
中学英語の参考書といっても難易度は様々。応用や深く掘り下げ過ぎている参考書なら、中学英語といっても「やり直し」には敷居が高くなります(^^;)
本書は基本的な文法のみを丁寧に解説しているのでやり直しの最初の一冊には最適です。
解かりやすい構成
左ページが解説ページで右ページが練習問題の構成になってます。解説はイラストも交え、とても分かりやすくなっており、すぐ右ページで練習問題があるので解説を読んで問題を解くの繰り返しで進めていくことができます。また節目に復習テストがあるのでそこで実際に身についているかを確かめることができます。
超基本的な単語ばかり
殆ど英語を勉強してこなかった私でも知っているような基本的な英単語が中心になってます。たとえ基本的な英文法といえど解からない単語だらけなら、それだけで学習の意欲を削がれてしまいますからね(^^;)
つい最近TOEICを受けた影響で本書と同じく中学英語を題材にしたTOEIC関連の参考書も現在進めてますが、その本も学習する文法の難易度は本書と同程度かもしれません。しかし、あくまでもTOEICに出てくるであろう単語や文章での解説となるので、わからない単語が多いのと例文が長く初心者には敷居が高い感があります。
その点でも本書はやり直し英語には最適です。
音声CD付き
掲載されている英文に対して音声CDがついてます。基本的な単語ばかりなので音声CDなしでも何とかなりそうなものなのですが、初心者だと知ってる単語でも過去形になったら読み方どうだっけ・・・。とかいうケースが出てきますのでやはり助かります。
デメリット
優しい内容でテンポよく進めれるので「わかったつもり」になってしまいます(^^;)
先述した通り、基本的な文法に特化してるのでこの本を一回流したくらいでは英会話にしてもTOEICにしても歯が立たないと思います。
本書を何回も繰り返し勉強するか、難易度を少し上げた教材に取り組むのが良さそうです。
まとめ
本書はやり直し英語の入口としてとても良いと思います(^^)学生時代、英語に苦手意識あり、且つ卒業してから随分、時が経過している私ですら「これならやっていけそう!」と思わせてくれます。こちらの参考書をやり終えた後、目標に応じてステップアップを図ると良いと思ってます。
私はと言うと一度、本書をやり終え、次のステップとして現在、TOEIC関連の参考書を進めてますがどうもしっくりきてません(^^;)内容自体は悪くないと思うのですが英語の勉強というよりTOEICの試験対策というイメージ。
・・・TOEIC関連本なので当然ですが、故に英語力がついたという実感があまりしませんでした(^^;)
ですので今は本書を復習しつつ次のステップを模索中です。今は焦らず、しっかり基礎を固めたいと思います。
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