舞台と映画、両方で大ヒットしたロマンティックコメディ。
アカデミー賞最優秀作品賞を8部門を獲得。『永遠の妖精』オードリー・ヘップバーン主演で贈る魅惑のシンデレラ・ストーリー。
あらすじ(内容紹介)
コベント・ガーデンの劇場前。花売りのイライザ(オードリー・ヘップバーン)は必死で声を張り上げていた。誰もが通り過ぎていく中、じっと彼女を見つめる男がいた。ヘンリー・ヒギンズ教授(レックス・ハリソン)-言語学者の彼はイライザの訛りをを指摘し怒鳴り散らす。唖然とする彼女を守るかのように、ピカリング大佐と名乗る男が花を全部買い上げてくれた。その日の彼らとの出逢い。それはイライザの人生を大きく変えた瞬間となった・・・。 (アマゾンより引用)
ヘップバーンの演技力に注目!
育ちが悪く汚い言葉使いの花売りイライザ(オードリー・ヘップバーン)を言語学者のヒギンズ教授が言葉使いや立ち振る舞いを矯正しファーストレディに育てていく・・・。
こんな感じのストーリーです。ベタな展開ではありますが当時(1950~60年)は斬新だったのかな~。それにしてもこの映画でもヘップバーンのと魅力と演技力は素晴らしいです。
「汚い言葉遣い」とありますが私は英語がわからないので実際のところ、どの程度の汚い言葉なのかはわかりませんが下品さがひしひしと伝わってきます。
正直、こんなオードリー・ヘップバーンは観たくない・・・と思うほど。
しかしヒギンズ教授(レックス・ハリソン)の育成が成功してからは可憐で気品があり妖精のような本来のイメージ通りのヘップバーン。このコントラストが良いんでしょうね。
ちなみ歌の部分は全て吹き替えらしいです。
『ティファニーで朝食を』の1シーンでムーンリバーを歌ってましたが別に音痴ではないと思うんですけどね(^^;)
もう一人の主役
もう一人の主役というとお相手役ともいえるレックス・ハリソンと連想されると思いますが違います。本作品はもともと舞台で人気を博したものを映画化したものです。
その舞台でヒロインを務めたのがもう一人の主役、ジュリー・アンドリュースです。
本ブログでも紹介した『サウンド・オブ・ミュージック』の主人公ですね。
彼女が演じていると知っただけでも舞台の方も観たくなります。
でも音源は残ってるようですが映像は残ってないようですね・・・残念。
舞台でヒロインを務めて、しかも大好評だったので当時は映画でも主役を張るものだと思っていた方も多かったらしいです。
しかし、諸事情によりワーナーがどうしてもこの映画で失敗できなったということ、
ジュリー・アンドリュースは舞台ではこの時すでにスターでしたが映画の経験がなかったことなどが重なり、結局オードーリー・ヘップバーンが主役の座を射止めました。
そのオードリー・ヘップバーンですら歌の部分を吹き替えにされちゃうのでワーナーの本気度が伺えます。
ジュリー・アンドリュースは同年、ディズニーの映画『メリーポピンズ』で映画デビューしアカデミー主演女優賞を獲得します。『マイ・フェア・レディ』も8部門でアカデミー賞を獲りますが主演女優賞にはノミネートすらされなかったそうです。
やはり吹き替えが影響しているのか・・・。
賞を獲得したジュリー・アンドリュースも同情票と囁かれるところもあり心中複雑だったかもしれませんね。
数珠の名曲
ミュージカルなので当然、歌はつきもの。本映画でも数々の曲が歌われてますが、
その中でこの曲を紹介します!
とても華やかでまさにミュージカル!って感じが好きです。
そしてオードーリー・・・いや本人は歌ってないんでしたね(^^;)でも存在感だけでも充分、役割を果たしてると思います。
まとめ
いくつかの動画配信サービス(Amazonビデオ等)で探したのですが本映画を取り扱っているところがなく近所の中古屋で購入しました。
オードリー・ヘップバーンの作品はこれで4作品観ましたが(他『ローマの休日』『ティファニーで朝食を』『シャレード』)気品といいますか佇まいが売りの人なので序盤の下品なキャラは観てて悲しくなりました(^^;)
私は英語がわからないので当然のごとく字幕つきで観たのですが日本訳に「てやんでぃ」というのがあり、江戸っ子みたいな訳があったのでちょっと笑ってしまいました。
ヘップバーンが「てやんでぃ」って・・・(^^;)
そのぶん、終盤の妖精のような彼女の魅力が引き立つのですが。
後、話は変わりますが、前述した同年の映画『メリーポピンズ』も観てみたい映画候補です。
これも動画配信でやってないですね~。Amazonビデオでは何故か日本語吹き替え版のみあるんですがどうせならアンドリュースの歌声が聞きたいので・・・買うか。
『君の名は』『シン・ゴジラ』のように最新の映画にも勿論興味がありますが、この年代の古き良き名作も良いものです。いつの時代に観ても良いと思える作品故に「名作」と語り継がれるのでしょうね。
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