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ジミー・スミスのおすすめ名盤5選【ソウルジャズを確立したジャズオルガンのパイオニア】

ジミー・スミスはハモンド・オルガンを本格的にジャズに取り入れたミュージシャンで「ソウルジャズ」のスタイルを確立し、長きにわたり活躍しました。

ハモンド・オルガンは教会のゴスペル音楽に使われることは多かったのですが明朗な音色、複雑な発音方式から生じる深みのあるサウンドがファンキーでソウルフルなジャズの演奏に向いたようです。

今回はジャズオルガン奏者の代名詞ともいえるジミー・スミスの名盤をご紹介していきます。

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目次

ソウルジャズを確立したジャズオルガンのパイオニア

1950年代前半はジャズピアニストとして活動していたジミー・スミスですがハモンド・オルガン奏者に転向後はリー・モーガン、ドナルド・バード、アート・ブレイキーと共演することにより、ハモンド・オルガンの独特のサウンドを駆使し、ブルージーでファンキーなジャズを確立していきます。

1957年からブルーノートレーベルで多く作品を残しました。
1963年からはヴァーヴと契約。
1970年代に10年ほどの活動休止期間がありますが、その後は復活し、ギターのケニー・バレルやテナー・サックスのスタンリー・タレンタインとともにソウルジャズを演奏するなど2000年代まで活躍します。

余談ですがジミー・スミスは非常に大食漢だったそうです。
1日に5,6回も食事を取り、しかも量も凄かったようです。
レストランに行けば一番早く出来る食事と一番美味しい食事を注文し、すぐできる食事で軽く腹ごしらえをしていたとか…。
(知ってるようで知らないジャズおもしろ雑学辞典より)

暴食をする人は短命というイメージもありますがジミー・スミスは79歳まで生きました。
死因は明らかではないよですが自然死(老衰)だそうです。
健康管理もきっちりされていたのかも知れないですね(^^;)

ジミー・スミスのおすすめ名盤①

ブルーノートで第3弾となるアルバム。
ソーネル・シュワルツ(gt)、ドナルド・ベイリー(ds)、そしてハモンドオルガン奏者、ジミー・スミスのトリオ編成。

『枯葉』や『Lover, Come Back to Me』などのスタンダード曲をジミー・スミスの熱い演奏で堪能できます。

1曲目の『Judo Mambo』の演奏がとても格好よく、最初からぐっと引き込まれます。

『Judo Mambo』をYouTubeで聴く

ジミー・スミスのおすすめ名盤②

私はSermonというタイトルを見て「鮭」のこと思ってましたが…。
スペル違いで「説教」という意味らしいです(^^;)

アルバムタイトルになっている『ザ・サーモン』は20分に及ぶ長尺です。
大勢のジャズミュージシャンによるセッションなので納得。
参加ミュージシャンはジミー・スミスをはじめ、リー・モーガン(tp)、アート・ブレイキー(ds)、ケニー・バレル(gt)等、とても豪華な顔ぶれ。
ジャズファンならじっくり聞いて入られます。

ただしジャズを聴き始めようとしている人には少々長いかも…。
そんなあなたにはリー・モーガンのトランペットが素晴らしい『Flamingo』の方をおすすめします!

『Flamingo』をYouTubeで聴く

ジミー・スミスのおすすめ名盤③

ジミー・スミスにテナースタンリー・タレンタイン(ts)、ケニーバレル(gt)、ドナルド・ベイリー(ds)という顔ぶれ。
このメンバーが並ぶとブルージーなサウンドしか連想できません(^^;)

アルバムタイトルの『Midnight Special』はスローテンポでじっくりブルージーに聴かせてくれる真夜中にピッタリなサウンドです。
ジミー・スミス、ケニー・バレル。スタンリー・タレンタイン…。
このお三方は本当に相性抜群ですね!

『Midnight Special』をYouTubeで聴く

ジミー・スミスのおすすめ名盤④

ジミー・スミスの代表作と呼ばれるアルバムはいくつかありますが一番有名かも知れません。
ファンキーなオルガンサウンドと豪華なホーンセクションが織りなす演奏はインパクト充分!
非常に強烈なサウンドの組み合わせですが指揮をとったラロ・シフリンの素晴らしいアレンジもあり、
双方のサウンドが上手く絡み合ってますね。

アルバムタイトルになっている『The Cat』を是非、聴いていただきたいです。

『The Cat』をYouTubeで聴く

ジミー・スミスのおすすめ名盤⑤

1972年の作品でジミー・スミスの代表作としてあげられるアルバムの一つです。
ロックの要素が強く、ブラックなサウンドが特徴の本作。
『For Everyone Under The Sun』や『lets stay together』と洗練された美しいメロディの
曲も収録されており、聴きごたえ充分です!

『For Everyone Under The Sun』をYouTubeで聴く

まとめ

ジミー・スミスは1950年後半から一貫してファンキーなジャズオルガンを演奏されてますが、やはり年代や共演するミュージシャンによって印象が違いますね。
「ジャズっぽさ」を求めるなら1960年代前半くらいまでのアルバムがおすすめかな~。
ジャズのスタンダード曲も演奏されてますし。

ケニー・バレル、スタンリー・タレンタインとの共演アルバムもおすすめ。

ジャズオルガンは奏者が少ないですがジミー・スミスは非常にたくさんのアルバムをリリースしています。
今回、ご紹介した名盤をきっかけにジャズオルガンを気に入っていただければ、是非、ジミー・スミスのアルバムを掘り下げてみてください!

以上「ジミー・スミスのおすすめ名盤5選【ソウルジャズを確立したジャズオルガンのパイオニア】」でした!

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